ワタスゲ(綿菅) とは、初夏、尾瀬などの湿地で群生する
カヤツリグサ目カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草です。
薄黄色の花を咲き終え果実となり熟すと白い綿毛(花ではなく果穂)が伸びて球状になり、
細長い花茎の先に1個つけます。
スゲ属の花で白い綿毛がワタの実を思わせるのが名前の由来です。
根茎から多数の茎を出して大きな株となり、それがたくさん集まって群落を作っています。
一般名:ワタスゲ(綿菅)
学名:Eriophorum vaginatum
別名:スズメノケヤリ(雀の毛槍)
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱カヤツリグサ目カヤツリグサ科ワタスゲ属
生息地:尾瀬など本州以北〜北海道 環境:湿原
生活型:群生する多年草
草丈:30〜60cm
開花期:5〜6月 果期(綿毛):6〜8月
果穂色(花のように見えるもの):白
花色:灰黒色の鱗片を持った薄黄色 穂長:1〜2cm
用途:観賞用、山菜
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尾瀬(2011年6月4日〜5日)
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